やすの日記

平凡な日常の中にも楽しい面白い事が一つぐらいはあるはず。

和室のリフレッシュ

新築から20年目の我が家。
これまで床の間の壁紙の張り替えと障子紙の張り替えを一度はしていますが、そろそろどちらも見苦しくなってきたし、母親の初盆なので美しい部屋で迎えてやろうとリフレッシュをします。

先ずは床の間。

いきなりえらい事になっていますが、これは大分手で剥がした後。
元々この壁は聚楽壁と言って粒々の砂で塗っていたんですが、築後2、3年経つと画像の様に縦に変な筋が浮かび上がってきたんですよね。

それを隠すように貼っていた壁紙も時と共に浮いて剥がれてきたので、やり直しです。
今回、左官さんに聞くと、壁板にパテを塗った上に下地処理をしないで塗ると灰汁が浮いて来る事があるそうです。

貼っていた壁紙の色は、褐色(かちいろ)と言って濃い藍色です。
『「かち」は「勝ち」に通じ、古来縁起をかついで武具の染色や祝賀の時に用いられた。』とあり落ち着いていて大好きな色です。
今回も同じ壁紙にしようと考えたけど、クロス屋さん大忙しでお盆に間に合わないと...orz。

そこで今回は値が張るけど、よく似た色で左官さんに聚楽を塗ってもらいました。

工賃 36,658円也
褐色からは随分明るくなってしまったけど、これもなかかな綺麗な紺です。
最近は暗い壁をする方が減ってきて、カタログにもあまり載らないらしいです。
聚楽壁になり、壁紙の時に気になった繋ぎ目が無くなり高級感アップしました。

お次は、障子紙。
これは一度自分で張り替えました。大きいの8枚と、中の2枚。
当時は素人なりには上手く出来たと思いますけど、それに欄間の小さいの4枚とをこの暑い中、全て張り替える気力・集中力は無いので今回はプロにお願いしました。

長男(中1)が幼稚園の時にお友達にパンチされて、そのまま放置していた穴。

欄間の障子は20年張り替えていないので黄ばんでいます。



アフター。

工賃 62,370也
少し高くついたけど、流石はプロだな。満足です。
これ自分でしてたら、ちょっと失敗したら発狂してクシャクシャと何回かやってただろうと容易に想像出来ます。

合計、約十万円。
これでお客さんが来ても恥ずかしくなくお迎えをする事が出来ますね。